徐々にですが、その中では世代間で着実に不平等が進行しています。終身雇用や年功序列の概念、社会保険料の値上がり、現在働く世代は年金が支給されないという噂がありますが、確実に過去の考え方から新たな考え方へ転換しなければなりません。

 

起
世の中はどう変わっているのか

過去から現在進行形で変化し続けている傾向をまとめます。

まずは日本の雇用に関して、終身雇用・年功序列・新卒一括採用・メンバーシップ型雇用という特徴によって成り立っています。

終身雇用制度・・・いわゆる定年60歳まで雇用し続ける事

年功序列・・・年齢や勤続年数に応じて、役職・賃金を上昇させる人事制度

新卒一括採用・・・毎年新卒社員を決まった時期に採用

メンバーシップ型雇用・・・人に対して仕事を割り当てる

終身雇用に関しては60歳どころか希望者は65歳まで雇用となっているが、近年トヨタ自動車はじめ、多くの上場企業いわゆる大企業が早期退職を実行していることにより揺らいでいる。

年功序列に関してもITの進歩で世界中との距離感が近くなったこともあるが、アナログ人間とデジタル人間の差が顕著で仕事の能力の差も露骨に。年功序列ではなく、成果主義・能力主義へと変化。

新卒一括採用もメンバーシップ型雇用ありきであるが、現在は能力主義・効率主義になってきていることもあり、ゼロから育てるよりも経験者をジョブ型雇用(仕事に人を割り当てる)方向へ進行、また自社で雇うのではなく、仕事にあった能力のあるフリーランスへの依頼が増加中。

社会保険料と年金に関しても、現在進行形で働く世代は社会保険料の掛け率は増加して給料から引かれ、納める金額が大きくなっている反面年金を受け取ることができるか分からないという現状。

 

承
働く世代やこれから社会に出る人々は厳しい時代になる

これまでの価値観では、今後苦しい時代が待っていることは間違いありません。そもそもなぜ終身雇用制度や年功序列、年金制度などがまかり通ってきたのか考えてみましょう。

それはそうすることで既得権益を得られる人が大勢いるからです。マスへ向けた政策です。

つまり政治家なり国家は多数派に応援して貰いたい、デモやストライキを避けたいので、大勢にメリットがある政策をします。察しがつくかと思いますが、いわゆる“上の世代”です。人数の力と実際に年数を重ねて資産も築き社会的地位もあります。

選挙に行っても、若者の意見と言うよりは上の世代の後援会や地域・部落、会社の組織票みたいなしがらみで決まりきったような結果になります。(※個人的な感想です)

本当に上の世代の方は良い時代を過ごされたなと羨ましく思います。若い世代はインターネットやスマートフォンに囲まれ便利な世の中に生まれたように思えます。現代は個の能力が洗練・多様化して競争社会になっています。「パソコンが使えない」なんて言っていられません。

昔の人は困ったら若者が助けてくれるもの、という感覚があるかもしれませんが、今や若者は自分のことで必死なので、自分の事は自分で解決しようという感覚です。

ノーリスクで預金をしていれば年利5%10%もらえるイージーな時代はとっくに終わりました。今や投資で年利23%を稼げれば良い方という時代です。

終身雇用かつ年功序列で昇給して最後はしっかりと退職金を貰い、老後は年金生活で悠悠自適に過ごせる時代も終わりを迎えつつあります。会社の給料は減り、社会保険料の支払いは上がる、定年まで働けるかもわからない、老後の年金も支給も減額がほぼ確実、支給すらあるのかわからないのです。

預金額などを見てもまるで大勢の裕福な高齢者に少数の貧しい若者がお金を納めているような構図ですね。

細かく見れば貧しい高齢者もいれば裕福な若者も居るでしょうが、ザックリ見るとそんな時代の流れですね。

若い世代の置かれる環境や負担は増すばかりではないでしょうか。でも大勢が助かるなら良いという話ではないです。

若いエネルギーのある人々に資金が届き新たな事業が生まれなければ将来の国自体の力が落ちていきます。日本の現状をみると目先の多数派・既得権益だけ優遇して、将来への投資ができていないと言えます。

 

転
人生を変えるために選択肢を増やす

日本で普通に就職してサラリーマンをするのは危険です。いままで述べたように日本が向かっている方向は残念ながら伸びる可能性が少ないです。

日本でサラリーマンするのであれば、YouTubeTwitterといったSNS、ブログといった発信活動を始めてみましょう。最初は趣味の範囲で良いです。人を集める、注目される、憧れになる、何でも良いです。ファンを獲得しましょう。

サラリーマンというのは会社内や関係先でしか影響力がありませんが、発信者は幅広くインターネットを介して影響力を持つことができます。場所を選ばないのも魅力です。影響力というのは、資産を生む力です。

場所を選ばなければ、家賃や生活コストの低い田舎暮らしもおすすめです。

海外に住む・活動するという選択肢もあります。これから日本の若者はフリーランスや個人事業主として世界中へ飛び立つのではないかと予想されます。

ITによって活動できるようなれば、場所は問いません。少しでも生活コストの低い田舎へ移り住むか、日本で高い生活コストを掛け、大きな社会負担を受けるよりも海外へ抜け出すことも選択の一つです。もちろん大切な人や家族もいますし、生まれ育った日本を離れたくないという人もいるでしょう。それは尊重すべきことです。

支出は減らすが、投資はすべきです。本、ブログのドメインやサーバー、有料メルマガなど自分の知識や更なる収益を生み出すものは積極的に取り入れるべきです。資産運用的な投資も積極的に行いましょう。

私が言いたいのは、選択肢を増やすべきということです。単にサラリーマンで仕事して給料貰って、家賃と食費を払えれば良いのかもしれませんが、刻々と時代の流れは変化していますので、サラリーマンのみの人生ではなく、他にも可能性を作っておくことで今後助かることも出てくるはずです。

新型コロナの様な事や天災によって会社に影響がでる可能性もあります。趣味が高じて副業や本業になるということもあるのです。

海外で生活する経験も予期せぬ形で役に立つかもしれません。海外で少ない生活コストで支出を抑え、資産を構築し、投資を行うこともできれば、資産を築いて日本へ帰国して悠悠自適に過ごすということも考えられます。

 

結
誰も助けてくれないから自分で手を打つべし

我々日本人のとりまく環境は大きく変化しています。特に現在仕事をしている世代やこれから仕事をする世代、これから生まれてくる世代。

昔よりもやらなければいけない仕事や趣味などのタスクは増える一方です。更に成果や能力が求められていくでしょう。恐らく“普通の生活”のハードルがどんどん上がっていきます。

少しでも何か可能性がないか模索するべきです。会社で就職してハイ、終わりではないです。その環境が定年まで保証されるわけではないです。

SNSやブログなどの発信活動でも良いですし、プログラミングや動画編集などなんでも良いです。自分が何か資産を積み上げる手段を持っておきましょう。

資産の構築は収益だけではありません、支出にもあります。賃貸であれば、より安い物件、より安い地域での生活をして生活コストを下げましょう。残るお金が増えれば資産になります。

投資も行いましょう。本や有料メルマガ、サロンなど有益と思えるものは積極的に取り入れます。成果が出なければ止めれば良いだけです。お金でお金を生み出す資産運用も可能であれば挑戦してください。

成り行きに任せて思考停止するか、危機感を持って行動に移し、選択肢を増やせるような種まきができるかで将来に大きな差が生まれます。

最初は成果が出ません!最初から成果が出るのはほんのわずかです。「23か月で成果出ました、ピース」みたいな人は本当だとしても気にしないでください。

自分には自分のペースがあります。他人へ嫉妬・執着すると遠回りです。あくまで冷静に研究対象とするだけOKです。

重要なのは結果が出るまで継続すること、これだけです。常に自分の可能性を広げる種まきとコレと決めたことは継続して結果が出るまで続けてください。

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