最近は聞かれなくなった、「嫌なら辞めれば?」「嫌なら辞めればいい」という言葉。最近はコンプライアンスがどうのこうので、上司や先輩が部下や後輩に厳しい言葉を掛けるとパワハラと言われる。

まぁ確かに飲み会強制参加とか、お酒注ぎまわりとか、あとは居酒屋連れて行って一方的な説教タイムとか本当にヤベェ人もいますが、今回は「嫌なら辞めれば?」が時として正論何じゃないかと思うことがあるので、述べていきたいと思います。

起
「嫌なら辞めればいい」は理にかなっている

いつの時代も自分が追い詰められて、でも逃げられなくて結局人生で最も悲しい選択を自分でしてしまう人がいます。「生きてるだけで丸儲け」というのは本当に良い言葉で、生きている限り本人の努力次第ですが、希望があるはずです。

社会人や会社での人々を想定していきますが、日本という国は社会保障がとんでもなく整備された国です。生活保護や労働災害保険など使えます。仕事で消耗しなくてもなんとか生活してくことができるのです。

辛い職場で仕事をしていても何の得にもなりません。自分自身の成長だけでなく、周囲や社会へも何も良い影響を与えません。

本当に嫌で精神的にも肉体的にも苦しいのであれば、その場から逃げて全然OKです。早く見切りをつけて損切りをしましょう。環境を変えて別の環境に身を置くことで、人生が好転するかもしれません。もしくは過去の居場所が恵まれた環境であったことに気づくかもしれません。しかしそれは失敗ではなく、実際に行ってからではないとわからない学びです。

「嫌なら辞めればいい」は実はやさしい言葉なのかもしれません。

承
ちょっと別視点からのマッチョな意見

別の視点から「嫌なら辞めればいい」という根拠を述べていきます。ちょっと厳しいマッチョな意見に聞こえるかもしれませんが、ご容赦ください。

会社にはオーナーや経営陣が居てその人達が方針を決めています。新入社員や平社員の人がその会社に所属して不満に思ったところで、経営陣からしたら「この会社に不満があるなら、他所へ行くか、自分の好きなように起業でもしろ」と言いたくなると思うのです。

会社はあくまで株主・オーナー・経営陣のものなので、嫌なら辞めれば良いだけのことです。他に行くこともできずにいるのは、本人の能力が低く、今の会社に不満があっても依存せざるを得ないからではないでしょうか。

自分の能力の低さを棚に上げて、待遇・方針・人間関係など不満を言うのは間違っています。能力があって待遇や方針・人間関係に不満があるのであれば、自分で独立して起業するかヘッドハンティングされているはずだからです。

「嫌なら辞めればいい」と言われる方にも能力や過去の就学によって、現在の職場や環境に身を置いているわけで、もし満足ができないのであれば、それは自分の理想を現実にできなかった自己責任とも考えることができます。

転
立場によって意味合いが変わってくる

マッチョな意見も言ってしまいましたが、しかしながらあくまで時と場合によります。「嫌なら辞めればいい」と言えるのは経営陣です。株主や取締役など会社の方針を決めている人であれば言える言葉であり、例えば年功序列的に中間管理職なった人が私情で部下や後輩に理不尽を押し付けて「嫌なら辞めればいい」なんて言う権限はないです。

会社そのものを作り上げて運営をしている側から「嫌なら辞めればいい」と言うのはある意味納得しますよね。

そしてその経営陣にも「嫌なら辞めえばいい」というスタンスをとる分、本当にブラック企業だったら人員は集まらないし、まして優秀な人材は来なくなりますよね。優秀で熱意のある人材がいないと企業としての成長はできません。

「嫌なら辞めればいい」という言葉ひとつ取り上げても深いですよね。訳のわからない中間管理職のおじさんが言うとパワハラの確率は高いですし、経営陣が言うと納得せざるを得ない。自分が信頼している家族や親友が自分を追い詰めないようにかけてくれる言葉の場合だってあります。

「嫌なら辞めればいい」という言葉は立場によって意味合いが結構変わるので、冷静に考えてみましょう。

結
「嫌なら辞めればいい」は正論でもあり理不尽でもある

「嫌なら辞めればいい」という言葉は正論です。時と場合によりますが。辛い状況でも歯を食いしばって耐えるのが美徳のようにされがちで、実際環境を変えるのが怖いと思う部分もあるかもしれませんが、精神的・肉体的に消耗するようなことは後々の人生に関わります。そんな状況からは逃げてしまって良いです。辞めるのは正解です。

会社の経営陣からの「嫌なら辞めればいい」という言葉も理不尽な内容ではなく、単なる従業員の都合のいい不満によるところであれば、他所で頑張ってという意味で言うのは正しいことです。

しかしながら、経営に関わらない中間管理職が立場の弱い後輩や部下に「嫌なら辞めればいい」というのは駄目だと思います。会社の経営陣がある程度信頼して管理職を与えたとはいえ、後輩や部下も経営陣が採用した未来を担う人材なわけなので、それを経営に関わっていない中間管理職がどうこう言うのはおかしな話です。

中間管理職もそうですが、あとは経営陣も私情を挟んだり、嫌がらせや理不尽で「嫌なら辞めればいい」というのは、パワハラになるでしょう。その時はその時で戦う素材を集めて証拠を残す必要があります。

今ででとちょっと考え方が変わった

昔は他責にすることが多かったですが、今は自責で考えるようになったこともあり、従業員としての立場であれば、消耗しないためにも、経営の観点からも不満があるなら「嫌なら辞めればいい」と思いますね。何ならパワハラに遭ったとしても自分の判断や能力で招いた現環境いうことを自覚しつつ「辞める」か「辞めない」かを判断します。

毎日勉強してマインドや自己啓発でかなり意識が変わったのですが、企業さんから声を掛かけて貰うこともあります。本業もやりがいある。そんな環境に感謝しながら生きています。

人は誰でも今の仕事や環境を辞めても何とかなるもんさ!人間だもの。それでは|彡サッ

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