新型コロナウイルスがおさまった後の世界の事を考えてみると、決して以前のようには戻りません。新型コロナウイルスは人類にこれまでにない危機感と生活の変化をもたらしました。
我々は大きな変化に対応していかなければなりません。
この記事ではコロナウイルスが収束した後の世界のことを考察しています。今よりも未来がわかるブログ。
IT化の急進:人と交わらない世界
IT化がこれまで以上に進むでしょう。例えば今まで無駄だと思っていた会社の会議や打ち合わせ・飲み会、特に若い世代は時間の無駄だと思っていましたよね。
実際の所、昔からやっていたからという古い慣習だと思います。既にリモートワーク・テレワークを行っている企業であれば気付いているが、ズームといったクラウドミーティングやSkypeやLINEなどのチャット、Eメールなどで事足りるのです。
会社の会議や打ち合わせは基本的に、上司など中心人物がみんなに連絡や意見などを言って、大半は聞いているだけ。学校の授業もそうです、教師が黒板やホワイトボードに書いて生徒はノートに写す。集まっているわりに一方的な部分が多いのですよね。
それならメールや映像で良いのではないか、現代であれば可能なのであればやるべきです。
新型コロナウイルスが教えてくれたことは下記です。
- 密閉、密集、密接のリスク
- ITを利用すれば効率化する
- デスクワークは出社しなくてもできる
- 公共交通機関のリスク
- 外出することのリスク
- 次なる新型ウイルスの脅威
- 家庭料理の重要性
- シェアリングエコノミーに疑問符
- 食物の重要性
実際に起こってくる詳細な出来事
人は3週間もすれば習慣化します。新型コロナウイルスの自粛や制限によって人々の行動は変化しました。3週間どころではありませんので、習慣化している度合いは相当に高いです。上記の新型コロナウイルスが教えてくれた事項を踏まえて、予想される今後世の中で起こる事を箇条書きします。
- 飲食店の客の戻りが少ない
- 店頭消費の戻りが少ない
- リモート学習の普及と学力格差 並びに格差社会の進行
- リモートワークが可能な業態は賃貸オフィスビルを解約
- 不動産価格の暴落
- 倒産ラッシュ
- 東京の人口減少、地方が飛躍
- 満員電車の減少
- 農業の成長産業化
- 陰キャ・陽キャ関係なし
- SNSなどネットの影響力や信頼度が重要になる
長らくコロナ自粛ムードで過ごした日々とコロナウイルスの再流行、今後も起こり得る新型ウイルスの恐怖を考えると、外食や消費行動が活発に戻るとは考え難いです。
企業はコロナショックによる倒産は免れないです。
工場や現場などと違いオフィスビルで働く人々の業務はデスクの上にパソコンを置いての作業、これって自宅のテレワーク・リモートワーク出来てしまいますよね。通勤といった無駄な時間や労力・出費が減るので、メリットがあります。働きぶりに関しては純粋な成果で判断するようになるでしょう。
成果で判断するとなると上司が居る時だけ調子よく頑張っているフリ、いわゆる仕事ができないけど腰巾着やムードメーカーな部分を買われてきた人は厳しい時代になる。逆に不遇な扱いを受けてきた口下手や自己表現が控えめな人に日の目があたる可能性が出ています。
倒産やリモートワーク化・家庭料理といった生活の変化で飲食店やオフィスビルなどの需要がなくなると当然不動産価格も落ち込みます。不景気になりますね。
一方で農業には可能性を感じています。これまで自動化できていなかった農業の機械自動化による収益化と食料はどんな時代も必要も強い。食うに困らない。
大胆予想:新たなハラスメントの登場
昨今、企業でコンプライアンスやハラスメントにうるさくなっているのは周知の事実です。例えば、サービス残業やパワハラなどはもちろん、企業間での接待などが本当に厳しくなってきています。比較弱い立場で被害にも遭いやすい若者や下請け(メーカー)などはようやく正当な関わり方に変わってきてる。
私はこれから新しいハラスメントが登場するのではないかと考えている。それは『アナログハラスメント』もしくは『ローカルハラスメント』だ。
リモートワークすれば時間・費用・労力・感染リスクを軽減できます。しかしITやリモートワークに肌が合わない人も居るわけで、そうした人々がリモートワークで済ませることができる内容でも打合せと称して招集をかけることで、招集をかけられた側からは異議が出て今後ハラスメントとして問題になってくる可能性があります。
常に「会うか会わないか、リモートするかしないか」が問われるようになるので、企業としてはリモートで可能な内容とそうでない内容の周知徹底や規則を明確にすることが必要となります。
コロナウイルス後は悪い事だけではない
新型コロナウイルスによって消費行動が抑えられ、多くの企業が打撃を受けています。しかし、今まで悪しき慣例を無くす良いチャンスになっています。
薄々効率が悪いと気づいていても、昔からのやり方だからと新しいことに置き換えることが出来ていなかったことが多々あります。
不必要に人が集まっていた事や余計な時間や労力が掛かっていた事に気づき、今回テレワークやリモートワークはITを活用することで実現し、十分に業務ができる事に気づきました。
自宅で真面目に業務を行っているかに関してはノルマや成果で判断が必要です。これまで会社に出社して暇だけど真面目に忙しいフリをしてきた人、上司の前だけお調子者でアピールしてきた人は相当に大変になります。
陽キャと陰キャの差ってすごかったと思います。喋りが上手いか下手か、人付き合いでかなり扱いの差があり、陽キャが得をしてきましたが、飲み会や接待が苦手な陰キャにとってコンプライアンスやハラスメントの厳格化や今回のリモートワークは追い風かもしれません。
不思議な事にコンプライアンスやハラスメントをしっかりと遂行していない企業は淘汰されました。この次のフェーズはいかにテレワークやリモートワークを取り入れていけるかという事かもしれません。
テレワークやリモートワークは上記記述したように移動費や通勤の労力・人間関係(うつ病の原因)・通勤時間など省くことで企業にとってコストメリットがでます。それは利益率、優秀な人材が集まる労働環境へと繋がり成長する企業がどうかを決める一因となるでしょう。
これからの企業の成長はいかにITやリモートなどを取り入れて低コスト・高効率化をして仕事するということになりそうです。これからは都会も地方も関係ありません。
今まで誤魔化されていたこと、悪しき慣例はなくなります。最小限かつ本当に優れたことを人々は求めるようになります。みなさんはアフターコロナの世界を受け入れる準備はできていますか。