何だか仕事でも何でも、裏目に出る人っていませんか。結構誰しも陥りがちなことなので、取り上げようと思います。

みなさんも気が付かないうちに妙なセンスを出そうとして撃沈した経験があると思いますので、楽しんで見ていただけたらと思います。

起
妙なセンス・個性・味付けとは

この記事で言う、【妙なセンス・個性・味付け】に関して言いたいことを感覚で掴んで欲しいと思います。

例えば、お客さんから「こんなイメージの商品が欲しい」と言われて受注生産するのですが、詳細の部分を詰めておらず、不明な箇所が出ました。でもお客さんに聞かず、自分のセンスで作っちゃう人っているのですよね。また聞くのが面倒くさい、しつこく聞くのが気が引けるという理由で、作り直しという最大のリスクがあるにも関わらず、自分のセンスで勝手にやってしまう。ただ聞けば良いだけのことなので、よほど気心が知れた関係性であっても聞くことは聞くべきですね。

他にも、せっかく王道のセオリーを学んだのに、そのセオリーから外れているとわかっていても自分のセンスを突き通して余計なことをしてしまうパターン。

どうしてこんなことが起こるのか、そしてこういう変なセンスを出して裏目に出ないようにするためにはどうすれば良いのか考えてみましょう。

承
妙なセンス・個性・味付けで事故る理由と対策

どうして裏目に出るようなセンス・個性・味付けをしてしまうのか、それは自分の直感を信じているからです。人間どこかで自分のセンスは優れていると思っているフシがあるので、何の裏付けもない直感をいざという時に信じて実行してしまって、撃沈します。

僕も謎の直感を信じて決断をすると大体は裏目に出ます。2択なのに7割以上(笑)

妙なセンス・個性・味付けで裏目に出ることを防ぐためには、自分の感情に左右されずに、あくまでエビデンス(根拠)を持って判断することです。

科学的に証明された方法や、有識者から習ったセオリーなどに忠実に従いましょう。基礎を知っていてそこから外れているのに、なぜか自分が何となく良いと思って物事を突き進めると事故ります。

特にその分野の有識者でないのであれば自分の謎のセンスを信じるのはあまりにも危険です。中途半端な知識を持っていることも逆効果です。有識者ぶるのも禁物。あくまで、謙虚に基本・教科書・セオリー・エビデンスに忠実であることが重要です。

転
とはいえ、妙なセンスで暴走する他人を止めるのは難しい

自分を律する方法を述べましたが、同じ状況で他人が自分のセンスで暴走してしまっている場合、止めるのは難しいです。

例を挙げると、仮想通貨が盛り上がってきて王道はビットコインですが、妙に自信を持って誰も知らない草コイン(スキャム臭い)にフルベットする人。しかもその根拠が内容ではなく、誰も知らない方が可能性があるという浅いレベルの判断材料。

その人は自分に自信があって仕方がないわけで、周囲に「なんだかんだ王道のビットコインじゃないの?」と言われても余計に意固地になる可能性があります。合っている合っていないの話ではありません。自分のセンスを否定するかしないかの話になっています。

この妙な自分の直感を信じるモードに入った人には何を言っても無駄です。謎の持論だけ唱えて他人が反対意見を言うと不機嫌になるだけです。下手に関わると逆恨みされるので、できるだけ距離を置きましょう(笑)

結
判断する場合は根拠・裏付けを用意する

自分の直感を信じてそれがダメでも諦めはつきますが、それはあくまで自分ひとりの物事の場合です。それが自分事ではなく、会社やグループなど他人も関わるとしたら裏目に出た時に周囲からしたらいい迷惑ですよね。

自分ひとりで責任や後始末ができれば良いかもしれませんが、周囲の人にも関わりがある内容であるなら、妙なセンス・個性・味付けで決めてしまうのは浅はかです。そういう有識者でもない人の妙な直感やセンスで決めたことは大体裏目に出ます。

謎の直感やセンスに頼るよりも、まずは調べましょう、まずは勉強しましょう、という話です。感情で動くことよりも論理や根拠を元に行動したほうが物事が着実に進められます。

自分の感情を納得させるのではなく、周囲の人々を納得させるくらいの根拠を用意した方が良いです。周囲の人々を納得させるには根拠や論理が必要になるかと思います。謎に暴走しないように気をつけましょう!!

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