海外に出て日本人のここがちょっとヤバくないか?と思う点がいくつかあったので挙げていきたいと思います。

前置きしておきますが、僕は日本が大好きです。ここ数十年は成長率が大低迷ですが、それでも先進国で治安の良さがあるのは凄いと思います。ただ良い意味でも悪い意味でも温室育ち、平和ボケしている感が否めないので、この記事で思ったことを書いていきます。

海外に住んだことがあるからと言って、マウントをとるわけでも、ポジショントークをしたいわけでもありません。

起
日本人は甘っちょろい

日本人は海外で詐欺のカモにされやすいと言われますが、確かにそれはあると思います。その理由は日本人が日本という島国で外国人が少なく、ほぼ日本人と日本語だけで生活してきました。

基本的に日本人同士でニュアンスに至るまで曖昧でもなんとかなっています。わからないことがあれば知っている日本人に聞けばいい、もしくは詳しい人に頼んでやってもらう。

ちょっと気にくわないことがあれば、お客様至上主義でクレームをつけることができる。ちょっと難癖つければ相手が対応してくれる。日本という環境では自分は自立したつもりのようでも、海外から見たら全然自立できていません。日本では誰かしらに助けてもらえる環境があり、その上で生活をしていることが多いのです。

こんなことが通用するのは、日本だけです。

日本人が海外に出たらどうなるか、海外でスマホの契約はどうすれば良いかわかりますか。ワクチン接種はどのような手続きをすれば良いかわかりますか。自分の行きたい場所を伝えられますか。トラブルの解決はできますか。クレームつけられますか。

日本人の多くの人はできないと思います。現地の知っている人に頼るのが精一杯ではないでしょうか。その現地の頼れる人が良心的な人なら良いですが、何も知らないことを良いことに、親切そうにボッタクリをして余計なお金を払わせることなんて平気であります。本来掛かるはずのないお金を要求される可能性すらあります。

日本は島国ですが、海外では国境が陸続きでつながっている国が多く、人口が当たり前に多国籍で構成されている国が多いです。意思疎通が上手く行かなかったり、知らないということだけでその国の社会保障を受けられなかったりするのです。

日本人が海外で犯罪の被害に遭ったり、日本人が現地にの人といざこざを起こす場合は現地の警察は現地の人々の肩を持ちます。海外では仕事をしている人が偉いという意識を持っている人もあり、日本のお客様至上のクレームなんて相手にされないことも多いです。

承
日本人は他人任せ・他人に頼り過ぎる

海外へ出て思ったのですが、日本人の特に年配の人は年齢のことを抜きにしても自分で物事を考えたり、自分で挑戦、自分で実施することに疎い人々が多いです。

外出する時はやたら通訳みたいな人で周囲を固めて、手とり足取りやってもらっている人を見かけます。文章を読んでその通りにすれば良いようなことまでも横着して自分でやろうとしない人が居ます。書類を見るだけですぐに「わからない」「難しい」とサジを投げます。

僕の母も「PayPayのやり方教えて」と海外にいる僕に聞いて来て驚いたことがあります。同居している兄とコミュニケーションをとっていない問題もありますが、その兄もSoftBankの店舗で設定してもらったというから愕然としました。

インターネットで調べれば図解付きで詳しい情報がたくさん出てくるはずなのですが、それをせずに他人に聞こうとするのが、今までもそうしてきたことを表していますし、そういう頭になっているということです。

自分で調べることに慣れていない、自分が調べることに自信がない人は他人に聞くか頼るしかなく、今後も自分で調べて自分で実践することもなく進歩していきません。

自分で思考・解決・調査をせずに他人に聞く選択をするのが情弱の特徴だと思います。

よく日本の地下鉄などのホームで老人が駅員に色々教えてもらっている場面を見ますが、それも同様です。ネットかアプリで調べればどこを乗り換えしていくら掛かるかくらいわかるはずなのにそれをしない。スマホの操作を勉強する時間があるでしょう。

イタリアの地下鉄できっぷの販売機の近くに立っている駅員とは思えない謎な男を見ましたが、きっぷ代をボッタクリして代わりに買ってあげている人間でした。「どこへ行きたい?」と聞いて、「〇〇ユーロだ」と言いますがめちゃくちゃボッタクった価格を提示しお金を奪い、手際よくきっぷを買って渡してきます。

こういう人間に日本人はひとたまりもなくボッタクられるだろうなと思ってしまいました。

日本人は「わからない」といえば誰か親切な人が教えてくれる・助けてくれるとどこかで思っているのです。年下は年上を敬って助ける、新しいことは若い人がやってくれる。そして自分は何も進歩せず思考停止のまま、どんどん何もできない人間になっていくのです。

「頼られることは良いこと」みたいなことを言いますが、それは頼る側・他人を利用する側が自分を正当化するための言い訳です。自分で知りたいことやりたいことを学んで自分が好きな時に他人の手を煩わせずにできればそれが一番良いと決まっているのに。

転
自分で調べて自分で実行する癖を持たないとどんどん置いていかれる

海外に出たら日本人のように意思疎通できて、ちょっと「わからない」と甘えれば誰かが手助けしてくれるということはありません。

日本人のように誠実で余裕のある人なんて居ないんですよ。海外では日本人よりも貧しい生活をしている人がほとんどなのですから。もし手助けしてくれるような人が居たら気をつけたほうが良いです。

海外に来て思うことはとにかく中間マージンやピンハネをしようとする連中が多いこと。「手続きしてあげますよ」と近づいては本来の手続きより余分に費用が必要と言い出して、中抜きするのです。自分で調べない人はずっとカモられる側のままです。

自分は考えることをしなくて済むかもしれません。考えることを拒否して思考停止した代わりに余分にお金を払うことになります。もしくは無知ゆえにチャンスを知らないこともあります。

仮想通貨・暗号資産を早くから参入していれば利益を得ていたこともできました。QRコード決済などのキャッシュレスを知っていれば、小銭を探す手間や時間を省略することもできます。でもやらない人はやらないですよね。

便利で生活を豊かにするとわかっていても、今までのやり方を変えるのが怖い人、何だかわからないからやらない人がいます。全部自分で心配がないくらい調べ上げれば良いことなのにそれをやりません。

時間があるはずなのにその調べる時間、考える時間を放棄して何の実りもない時間をただ消化しています。

自分で調べて実行することは、体力が必要ですが、その体力・下地があれば次の新しいことにも抵抗がなく次々と取り組むことができます。

逆に自分で調べず他人任せにして自分の体力がついていない人は「スマホの使い方がわからない」というふうに時代に置いていかれます。

日本は人口のボリュームゾーンの老人ファーストであり、未だに給付金をはがきで送付してアナログなことをやっていますが、海外はスマホで給付金の申請をしていたりします。

日本の老人ファーストと日本人の誰かが助けてくれるという甘っちょろい考えが取り残されやすいので要注意です。これからは個人の時代であり、リモートワークの普及と停滞する日本経済を鑑みると若者は海外へ出ていく機会が増えていきます。しかし、日本の甘っちょろさをいつまでも持っていると海外では通用しないということです。

結
日本人が海外へ出る場合は自己完結を徹底すべき

僕は日本人が個人でビジネスで、もし海外へ移住や進出した場合、成功するポテンシャルは高いとは思っています。教養と勤勉さ、当たり前のことを当たり前にするということは実は海外では重宝されます。

海外だと、時間通りに来ない・約束した納期に間に合わないなんてことがザラにあります。言ったことや約束したことを当たり前に実行することができるというのは実は凄いことなのです。

しかし日本人は甘えん坊な側面もあるので、その部分は気をつけなければならないと思っています。「俺パソコン詳しくないから、若い人やって」「スマホの設定やって」という自分の事なのに他人に丸投げしてしまうタイプは危ないです。自分の身の回りのことすらも出来ない人は海外に行くべきではないです。ガチでこういうオジサンが多いです。

海外に出て思うことは白人系の人々はたくましく自分で調べて、自分で生きていることです。それに比べて、日本人のオジサンたちはゾロゾロと複数人で行動していて、通訳に付きっきりで手取り足取り面倒見てもらっていて、やっぱりちょっと情けないなと思います。日本人は集団行動で他人に頼りながらという感じがちょっと強いですね。身内がいると勇ましいのですが。

白人の方は割と器用に自分一人でも実践している感じです。それくらいのたくましさが日本人にも必要だと思います。他人頼みではなく、自分で完結させる力がない人は海外ではなかなか暮らしていくのは大変なので、日本国内に居るときもそうですが、自己解決・自己完結する力を持ったほうが良いと思います。それではっ|彡サッ

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