日本よりも抗原検査キット(ATK)の普及が早いタイで僕は、何度も抗原検査キット(ATK)を使用してきましたので、主な使い方や精度・効果といった感想が日本の方に役に立つと思いレビューします。
日本でもようやく、抗原検査キットのネット販売が解禁となりますので、参考にしてみてください。
抗原検査キットは非常に便利です。
抗原検査キットとは
抗原検査キットは、海外ではATK(Antigen Test Kits)「エーティーケー」として広く知られています。日本でも一時期国際空港の入国の際や医療機関をなど限られた場所でしか使われていませんでしたが、2022年8月に許可された抗原検査キットがネット販売が解禁となりました。
僕は抗原検査キットのヘビーユーザー!!
僕はタイに住んでいますが、早い時期から抗原検査キット(ATK)が普及しコンビニやスーパーマーケット、近所の薬局で販売されていました。
そのため頻繁に使用をしてきましたし、実際に新型コロナウィルスに感染していた時も抗原検査キットで先に陽性を確認してからPCR検査で詳細な検査をしました。
そのため抗原検査キットの精度や陽性反応する期間などの傾向を把握しているつもりです。
抗原検査キットのメリット
なんと言っても自宅で手軽に新型コロナウィルスの感染を確認できることです。
精度に関しては、経験談となりますが、まともな抗原検査キットを使用してい場合に陽性反応があれば、ほぼ確実にPCRでも陽性となります。
PCR検査ができる場所は限られているので、わざわざ出向く手間と時間を省いて感染の可能性を確認できるのはメリットがあります。
抗原検査キットの使い方
抗原検査キットは大きく分けて、以下の2種類があります。
鼻の奥まで突っ込むタイプ
唾液を採取するタイプ
上記採取したものと、キットの中に入っている薬品を混ぜ、その混ぜ合わさった液体をカートリッジに3滴ほど垂らして結果を15分ほど待ちます。
CとTの表示があります。
C:反応終了ライン
T:判定ライン
Cに線が入れば正常に検査ができたということです。Cに線が入らない場合は正しく検査できていないか、検査キットが故障しているということです。
陰性の場合はCに線が入り、Tには線が入らない状態となります。つまり1本線です。
陽性の場合はCにもTにも線が入る状態となります。つまり2本線です。新型コロナウィルスに感染している可能性が極めて高いです。
抗原検査キットを使用した率直な感想
前置きしておきますが、僕が使用してきたのはタイで流通している抗原検査キットに関してです。日本ではネット販売が解禁となったので、これから本格的に流通していくかと思いますが、あくまで僕の体質や購入した抗原検査キットでの体験談となります。
抗原検査キットで陽性反応があった場合は、PCR検査でもほぼ陽性となる。
抗原検査キットが反応する期間はオミクロン株以降短くなった。僕の体感ですが、抗原検査キットで陽性反応を確認できる期間は長くはないと思います。新型コロナウィルスは弱毒化しており、回復が早くなっているためです。
僕も2022年5月末に新型コロナウィルスに感染しましたが、最初に家族が抗原検査キットで陽性の反応があり、僕もその後毎日抗原検査キットで検査していました。家族が反応あった日には反応がなかったのですが、2日ほど後に朝起きると喉の痛みがあり抗原検査キットを使用すると陽性ようやく反応がありました。その後病院へ向かいPCR検査を受けるとやはり陽性でした。
こぼれ話ですが、当時のタイではPCR検査陽性の場合に病院から保健所へ連絡があり、2日後くらいにタイの保健所から本人へ電話があり、感染状況などの確認がありました。その時に聞いたのが、抗原検査キットで反応のある7日以上前に感染していたということです。あくまで推測のようですが、抗体のでき方からおおよそのウィルスが体内に入った時期がわかるのだそうです。
つまり抗原検査キットで反応が出るのは感染してからかなり限られた期間であるということです。体質によるかと思いますが、抗原検査キットが反応するのは感染ピークから3〜7日間と予想されます。
オミクロン株以降回復が早まっており、今後更に弱毒化して回復が早まる場合は更に抗原検査キットで検出する期間が短くなるかもしれません。
いわゆる潜伏期間や無症状などでは検出されず、ある程度菌が増えて症状が出た場合に検出されそうです。
なので家族などの同居人が陽性反応あり、抗原検査キットで1度検査して陰性であったとしても安心はできません。喉の痛みなど症状がある場合は検査するべきです。
抗原検査キットを使う場合は、陽性者と接触があるなど思い当たる節がある場合や、喉の痛みなどの症状がある場合、日頃から継続的に抗原検査キットを使用する場合に抗原検査キットを使用すると効果的に新型コロナウィルスの感染を検出できそうです。
安物の抗原検査キットは反応がないものもあったので、安さよりも精度が高く信頼できるものを選ぶことをおすすめします。
国で承認されているのは『体外診断用医薬品』
日本国の機関で承認された抗原検査キットは「体外診断用医薬品」として販売されます。抗原検査キットは「研究用」というものが流通していますが、国が承認している「体外診断用医薬品」の抗原検査キットを購入するようにしましょう。精度も信頼性もそちらの方が高いと考えられます。