HSPという言葉をよく聞くようになりましたね。
HSPとはHigh Sensitive Personつまり「敏感過ぎる人」や「とても繊細な人」となります。いわゆる『繊細さん』です。その繊細な気質は性格や環境によるものではなく生まれ持った気質であり、約5人に1人の割合で存在すると言われています。
私もこのHSPという言葉を知って、自分も一員なのではないかと思っています。
このHSPの人々は自分の特徴を把握し、活用すれば成功者へなる可能性が高いと考えます。HSPの気質を持っている人への特徴や接し方やHSPの気質を持っている人が自分の強みを活用する方法など説明していきます。
繊細さん(HSP)は感覚が研ぎ澄まされた人々
- 敏感過ぎる
- 繊細過ぎる(傷つきやすい)
- 動揺し過ぎる(ビビリ)
- 気にし過ぎ
- 過ぎた事をくよくよする
- 心配性
- 内気
- 引っ込み思案
自分がHSPでないか、セルフテストできるサイトがありますので、リンクを貼っておきます。http://hspjk.life.coocan.jp/selftest-hsp.html
上記ネガティブな部分が多いように思えますね。要は内向的で陰キャなイメージですね。凄く自分にも当てはまるのですよね。
HSPの人は感覚が敏感で、視覚や聴覚、触覚などが過敏だったりします。
私の場合はアパートに住んでいた時も隣の部屋のちょっとした物音だったり、時計のカチカチ音だったり、特に聴覚が敏感なタイプでした。その他就寝時の常夜灯が眩しかったり、人と話す際に話の内容よりも顔色をうかがったりです。相手のちょっとした嫌味にも酷く傷つきます。
- 職場で機嫌の悪い人がいると気になってしまう(自分のせいかなのか)
- 人と長時間一緒にいると疲れてしまう(気を使いすぎる)
- 小さなミスや改善箇所に目がいってしまい仕事に時間がかかる(ミスの後も尾を引く)
- 大勢の人混みの中にいるとひどく疲弊する(さっさと家帰りたい)
()内は私の補足ですが、私はモロにHSPの特性が出てしまっています。
ネガティブなイメージが多い繊細さん(HSP)ですが、言い方を変えれば『研ぎ澄まされた感性をもった人々』なのです。
研ぎ澄まされた感覚で純度の高い情報をインプットすることができます。高い状況判断や時代の潮流を読むことも可能となります。人の態度から正しい対処もすることが可能となるでしょう。
感覚が研ぎ澄まされた人々が成功する方法
実は私のもこの繊細過ぎる性格で得をしていることがあります。それはビジネスの面です。顧客のリクエストや考えられる次なる一手を先に打てるのです。顧客の依頼の意図を汲んで精度の高い設計や製造・再現ができるので、自ずと信頼関係や以降の業績を向上させることができました。
抽象的な情報に対してもそつなく仕事をこなせるという1聞いて10理解する、そんな部分もあるのかもしれません。
「A君とBさんが付き合っているのではないか」といち早く気付く、ニューバランスのスニーカーも流行となる前から早い段階で購入、他にも自分が買ったものが後から流行になるという経験を何度かしています。
スポーツやゲームなどの上達やコツをつかむのも人一倍早いというのももしかしたらHSPのおかげなのかもしれません。
当ブログでもいくつかの記事は投稿当初まったくアクセス数が集まらなかったのですが、数か月後になって急激にアクセスが増えていた、なんてことが起こっています。
未来を見通す力はないですが、感性が敏感な分情報をキャッチして潮流をつかめるのかもしれません。
「繊細さん」や「HSP」という言葉を知っただけでも大きな収穫でした。今後はHSPのこの感性をネガティブな部分は割り切って、ポジティブな部分を伸ばしてしこうと考えています。
他の人が気付かないような点や大流行になる少し前に気づくなどその素質があることがわかれば、人間関係やビジネス・投資に活用していけば優位に立ちまわることができるのではないでしょうか。
- 感性をポジティブに更に研ぎ澄ます
- 意識して余計なところに感性を使わない
- 意識して他人を気にしない
- 素晴らしい自分の感性を信じる
- HSPと知って付け込もうとする相手を拒む
“非”繊細さんは繊細さんの4倍も居る
冒頭でも触れましたが、「繊細さん」は5人1人、ということは繊細さんではない「非繊細さん」は5人に4人居るのです。そう、非繊細さんは繊細さんの約4倍も多く居るのです。
繊細さんは『嫌われたくない」という思いが強く、行きたくもない飲み会の誘いや、理不尽な要求にも良い顔をして断れないのが特徴です。あと人に頼るのも苦手。いつも頼られる側。必死に頑張る側。
私もまさにそうでした。仕事も私は忙しいのに更に積み上げられて、周囲は助けてくれませんでしたし、私も断ることも助けを求めることもできませんでした。
有名な著書『GIVE & TAKE 「与える人」こそ成功する時代』でもありましたが、繊細さんはギバーになりがちです。与える人=ギバーにも2種類あって、ピラミッドの頂点である大成功するギバーと大失敗(踏み台や搾取される)ギバーがあります。
内向的でなかなか言い返さないという部分、人の顔色をうかがう、助けを求められないなど「一番なってはいけない搾取されるギバー」に共通する特徴があります。
繊細さんと非繊細さんの存在と違いや特徴を理解して、接してあげましょうと綺麗事で終れば良いのですが、繊細さんを餌食にする人々に注意しなければなりません。
繊細さんという内向的な人に対してのイジメや搾取、理不尽な要求などが発生する可能性が大いにあります。
私が伝えたいのは「繊細さん」は自分がそうだから他の皆もそうだと考えないこと。繊細さんは少数派であり、繊細さんを踏み台や利用しようとする人が集まる可能性があります。
- 不当な要求をされがちではないか(周囲に知らしめる)
- 理不尽なことを言われていないか(公平な人に意見を聞く)
- 都合よく扱われていないか(行きたくもない飲み会などは断る)
- 自己犠牲していないか(自分だけが苦労するのはおかしいと疑問)
繊細さんはクリエイティブに周囲を断絶せよ
「繊細さん(HSP)」という少数派は、天才と呼ばれる著名人に多くみられます。私が言えることは「繊細さん」はクリエイティブに自分のこれと決めた事を極めてください。周りに流されたり、合わせたり、顔色伺ったり、そんなのは止めましょう。
そんなことをしたら繊細さんを都合よく利用しようとする人ばかりが集まってしまい、余計に疲れてしまいます。
もし独りぼっちになったとしても、極めた事で成果を出せば自然と人が集まります。人と関わりたければ、自分というクリエイティブな存在に対し人が集まってくるように自己研鑽しましょう。
「繊細さん(HSP)」は『研ぎ澄まされた感性をもった人々』です。凄いのです。わざわざ疲弊した生活を送るのではなく、自分で意識して余計な感情はシャットアウト、やりたくないことは意識的に断りましょう。
自分の感性をネガティブな部分に敏感にするのは才能の無駄遣いです。芸術でも良いですし、ビジネスや趣味などにその感受性をポジティブに活用しましょう。
感受性が強いのは諸刃の剣です。ネガティブな環境に身を置けばネガティブな方向に強く動いてしまいますが、ポジティブな環境に身を置けばポジティブな方向に強く動くことができます。
意識して自分の身の置き方を考えてください。嫌な場には身を置かない、自分の落ち着く空間で感性や才能を更に進化させることを意識しましょう。