「ノブレス・オブリージュ」と「インフルエンサー」の関係性について書き綴っていこうかと思います。この概念がこれから何者かになっていくインフルエンサーにとって結構大事だと思うのですよね。

今回も取り憑かれたようにモンスター記事を生み出す予感がしていますので、ドン引きしないようについてきてください。このニュアンスが多くの人々に届くようにと願うばかりです。

起
ノブレス・オブリージュとインフルエンサー

知らない単語が出てくると先に進めない方もいるかもしれないので、簡単に言葉の説明すると「ノブレス・オブリージュ」とは、『財力、権力、社会的地位の保持には相応に果たさなければいけない社会的責任と義務がある』という欧米中心に浸透している道徳観です。

こういう概念があるためか、欧米では著名人や資産家が寄付や支援活動が活発なのですね。

単純に著名な人たちが寄付や支援活動をすると大勢の人々に知らせることで、著名人に続くように寄付や支援を行う人が増えることが見込まれます。

日本では「有名税」として、有名・知名度と引き換えに生じる問題や代償を税金に例えた言葉を言われますが、これもノブレス・オブリージュと言えるかもしれません。

芸能人のスキャンダルが一般人に比べて大きく報道されてしまうのも、有名と引き換えに社会的代償と言えます。

これは芸能人だけでなく、SNSなどで台頭し始めたインフルエンサーにも言えることです。ユーチューバーの炎上騒ぎも良く見受けられますね。少し前までに一般人だった人が国中の大勢の人々からバッシングされるのも、発信力を得た代わりに生じた代償と言えるかもしれません。

人間的にクズでも面白いコンテンツを作っていれば良いという話にはなりません。そうした人間的に未熟な人間が影響力を持ってしまうと、最終的に大きな問題を引き起こし、大勢の人々をネガティブな感情にさせてしまいます。

人が立場を作るかもしれませんが、反対に立場が人を作るように、立場相応な人間になることが自然と必要となってきます。

良い意味でも悪い意味でも目立って社会に影響を与えるので、社会に良い影響をあたえるべく、規範となって欲しいということかもしれません。

承
寄付や支援が必要な理由

インフルエンサーはまさにその影響力が武器となり、相応に収益を得ます。高収入・知名度や影響力のある人が身分が高いとは限りませんが、この資本主義社会では社会的地位は高い傾向にあるでしょう。

しかしながら、そうしたインフルエンサーも日本など豊かな国に生まれて、親をはじめ周囲の人々に助けられて無事に成長し、自分で情報発信ができるようになったこと、そしてその情報発信を肯定的に受け取ってくれた視聴者やファンがいたからこそ、その影響力と名声・資産を築くことができたはずです。

生まれてくる国や家庭、出会う人々に恵まれずに、いかなる努力をしてもインフルエンサーになれない人々もいます。どれだけの苦痛・労働をしても豊かな生活が手に入れることができない人もこの世の中には大勢いるのです。自業自得ではなく、この世に生まれた瞬間に残酷ですが、豊かに暮らす可能性が高い人と可能性が低い人は確かに存在します。

なぜ寄付や支援が必要なのか、それは裕福な人が貧困に苦しむ人への不公平を少しでも解消する手段であるからです。過度な貧富の差はやがて暴動など治安悪化に発展します。いくら資産を持っていても治安の悪い場所には住めないですよね。

寄付や支援は他者と自分のため、若い世代のため

インフルエンサーにとっても自分の寄付や支援で、生活に余裕ができる視聴者が増えれば、自分のファンになる可能性になります。直接的ではないかもしれませんが、インフルエンサーにとっても貧困者を支援することは自分のファンの分母を増やすことにも繋がります。

寄付や支援をすること自体が自身の存在意義・自己肯定感を高めます。寄付や支援は巡り巡って、自身の安全であったり、自分自身の利益に繋がるとされています。

今まさに芸能人(TVに出ていた人)よりもYouTubeやSNSで名を揚げたインフルエンサーの行動が注目されています。

日本のユーチューバーでノブレス・オブリージュを実践している人物と言えば、ヒカキン氏ですね。【聖人】とも異名をとり、クリーンな情報発信や素行の良さ、寄付を行っているなど、まさに世界の著名人の振る舞いを行っているかのようです。視聴者だけでなく、同じユーチューバーやクリエイターなど多くの人々にも慕われている名実ともにNo.1ユーチューバーではないでしょうか。僕はたまにしか動画見ませんが。

転
欲を満たすためだけに影響力を持ったのだろうか

多くのインフルエンサーは何のために影響力を持ったのだろうか。ほとんどは稼げるからだと思います。資産が増えていけばいくほど更にお金を求め、お金があれば良い所に住めるし、おいしい食事も食べられる、豊かな生活を送ることができる、いい車に乗ることができる、異性からモテる、という部分が大きいのではないでしょうか。

そこには欲、欲、欲、欲だらけです。人類の本当の願いは個々人が自分の欲求を満たすことなのでしょうか。僕はそう思いません。子供の頃シンプルに思ったことはありませんか「みんなが幸せになれば良いな」と。

しかしこれを体現できる人は少ないです。それどころか誰かに不快な思いを押し付けて、自分だけ得をしようとする人さえいます。

すみません、暴走します

ここから僕は暴走します。インフルエンサーの人たちが良い所に住むのは良いけど、どうして寄付とか支援しないの。タカりとか乞食とかではなく、強制もしないのだが、どうして大々的に寄付や支援をしないのだろうか。「いい人振りやがって」「正義感ぶって」「売名行為」と言われるのが嫌なのだろうか。でも寄付とか支援って自分の為にもなるんだぜ。お金を払った上に誹謗中傷を受けるなんてことよりも、昔描いた「みんなが幸せになれば良いな」に近づくんだぜ。少なくとも僕は目の届く範囲だが、破産状態の人を救った。何者でもない僕ができるのだから、インフルエンサーはもっと大勢を助けられるはず。でもその力を使わない・・・。インフルエンサーにもノブレス・オブリージュを持ってほしい。

案件で自分やスポンサーを設けさせたり、自前の商品を売り込む時にあれだけお祭り状態にできるのだから寄付や支援でも同じようなことやってみたら良いのに。

あくまで強制ではありませんが。自分は一生働かなくても暮らしていけるのに、そうした場所までたどり着くことができた運があるのに、驕り高ぶって全て自分の力と思い、独占して、他者にその運を還元しないことは、本当に幸せなのですかね。(この記事をインフルエンサーに送りつけてあげてください)

結
インフルエンサーは成熟すべき

ユーチューバーやSNSのインフルエンサーなどは収入は高いかもしれませんが、地位的にはもう少しといったところです。しかしながら、インフルエンサーは収入や資産があるので事業や投資を行っているので社会的地位がついてくるのは時間の問題でしょう。

インフルエンサーは、プラットフォームで知名度や発信力、ファンを獲得して、店舗やアパレル・ブランドなどの実業家にもなって元々の影響力というチートを活用して宣伝することができます。

単にインフルエンサー業としてだけでなく、ビジネス面でも稼いで倍の収益を得るということよりも、どちらかと言うと、実業家や投資家、オーナーといった実業での肩書や社会的信用の方の獲得を目指しているのではないでしょうか。

実業家としての肩書もいいですが、もう少し成熟してもらって他者への還元、環境に恵まれなかった人々への寄付や支援をして貰う方が、格差社会という歪んだ構造を改善していけるのではないでしょうか。

もっと平等にもっと安全にもっと豊かになるために、インフルエンサーの人々が更に成熟して「幸せな世界」の創造に本気で取り組む動きができればと思います。

資産の額で社会的地位の優越をつけているから利己的になってしまうので、寄付や支援などの社会貢献の額で社会的地位がつけられるように、インフルエンサーもビジネス業界も熟成していけば良いなと思います。

SDGsを見ると、地球環境や社会貢献、差別、格差社会などの是正が世界の流れとなっていきます。日本国内だけのインフルエンサーとは言え、更に上を目指すインフルエンサーは世界を目指しますし、日本自体も世界の流れに良い意味で巻き込まれていくでしょう。

プロセスエコノミーというトレンドもこうした社会貢献といったプロセスやストーリーに価値を見出され応援される時代です。インフルエンサーが成熟し私利ではなく他利という次のステージに到達することを願います。それでは|彡サッ

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