コラムっぽいですが、実は私自身の話ですね。ガチの現在進行中でこんな感じです。タイトルはシビアな文言ですが、先に言っておくと別に暗い話ではありません。こんな感じですよ、という報告となります。

※この記事は2020年3月15時点の情報です。

起
タイ駐在員が見たタイの状況

タイに駐在するサラリーマンとしてですが、タイは意外と感染者が少ないという事になっています。超国際的なハブ空港として世界各国の人々が訪れ、中国の方々の旧正月の旅行先としてもタイに大勢来ていたので、かなり感染者が居そうなものですが。

単に把握できていないのか、政府が経済に影響を与えないために伏せているのかは分かりません。タイの温暖な気候や人口密度の低さがコロナウイルスの感染を抑えている可能性もあります。

周辺国に比べて感染者が少ないタイですが、タイ国内でも結構感染しないようにピリピリはしています。例えば、通常大賑わいのショッピングモールの中がガランとしたり、あまり外出しないで済むように食料を買い込んで自炊する動きがありますね。タイの学校も元々休暇期間ではあるのですが、この期間でも開校している特別学校も休校のようで、出勤や帰宅時の車の渋滞が大幅に減っていますね。

タイ国外の外国人の受け入れが結構厳しくなっています。この記事を作成している202036日にタイ保健省はタイ感染症法に基づき,韓国,中華人民共和国(含:マカオ,香港),イタリア,イランを危険感染症地域に指定を施行しています。ちなみに危険感染症地域に指定されると渡航者は,自宅等における自己検疫となり,外出が禁止されます。

まだ、自主的な要請を促していた段階の時に上記の国々と日本やシンガポールも名前も挙がっていたので、日本やシンガポールに関しても今後、危険感染症地域に指定される可能があります。14日間の自宅等における症状の観察等の協力を要請」されています。あくまで協力を求める程度です。

承
タイ駐在員が日本に帰れない?

結論から言うとこの記事を作成している2020315日時点では、別にタイから日本へ帰る事は問題ないです。

但しタイから日本へ行ったものの、日本に滞在期間中などにタイで日本が危険感染症地域と指定された場合日本からタイに入国できなくなる、という事になる可能性はゼロではないので、倫理的にタイから日本へ一時帰国しない動きがあります。

通常海外駐在員は年に2回~4回程度、日本に一時帰国が認めている会社が多いわけですが、今のご時勢ではなかなか一時帰国できませんね。日本からタイに戻った時の入国時の検査、無事タイへ入国できても会社によっては更に14日間自宅で経過観察などもありますので、日本に帰っていた間の時間と合わせると駐在員にとっては仕事に支障が出てしまいます。そういう倫理的な部分でもなかなか帰国するのは気が引ける感じですね。

勿論やむを得ない場合があると思いますので、その場合日本へ帰国ができる以上帰国が最優先です。ただ通常の定期的な帰国などはなかなか難しいですね。タイに限らず海外駐在員が日本に一時帰国するハードルが少し高くなってきているという話です。

転
日本からタイへ入国の際は14日間の自宅待機は 義務or自主協力

デマ情報で日本からタイへ入国の際は14日間の隔離が義務という内容が報じられたようですが、2020315日時点では、検疫強化の対象とはなっているものの、あくまで、“タイ入国後14日間の自宅等における症状の観察等の協力を要請しているだけです。あくまで自主協力で義務ではないので、強制力はありません。但し、会社によっては自主的に日本からタイへ入国したら14日間自宅待機を社内規定で行っている所もあります。会社内で感染が流行すれば、業務や生産もできませんし、風評被害的なものも出てきますからね。企業としては社内感染を絶対に避けたいです。

検疫強化の対象として日本と同じタイミングで上がった諸国が危険感染症地域に指定されていることもあり、日本も今後感染者の確認が増えれば危険感染症地域に指定される可能性があります。今後自主協力で合った部分が義務化される可能性もやはりゼロではないです。

結
タイから日本へ帰国はできるが、今後日本からタイへの入国が厳しくなる可能性がある

2020312日現状はタイから日本への帰国は可能で、日本からタイに入国の際はチェックがあります。熱がある場合は詳細な検査となります。入国する場合は14日間の外出を控える事が任意で促されます。普通の旅行だと終わっちゃいますね。主に長期滞在者や駐在者向けですね。日本,台湾,シンガポール,ドイツ,フランス及びスペインからの渡航者は,観察下に置かれるが,必ずしも自宅待機は強制されていない

※2020年3月31日に日本からタイへの渡航に関して、感染症危険情報レベル3となり渡航中止勧告となりました。この公布により日本からタイへ向うのは不可となります。

タイ駐在者的には、その気になれば日本に一時帰国できますが、日本からタイに戻って仕事をしようとした時に、日本側の感染者の増加等の状況によっては日本からのタイへの入国者に対する警戒度や処置が厳しくなるリスクがあるため様子を見ているという状況ですね。

※2020年は3月31日時点、日本政府は近日のうちに感染症危険情報レベル3となっているタイからの入国は拒否する方針、タイから日本へ帰国ができなくなる。(危険レベルが低い国に2週間滞在後であれば日本に入国できる)

日本人の入出国に関しては、インドのようにビザの発行を取りやめる国も出ていますので、タイに関しても現状は日本へ帰国もでき、日本からも来ることができる状況、自宅待機なども協力を要請する程度になっていますが、日本のビジネスマンとして情勢やリスクも考えた上で行動する事が求められるでしょう。

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