仕事をしていると何だか面倒だなというタイプがいます。ビジネスレベルが低い人の特徴をまとめましたので、ご自分や身の回りの人が当てはまっていないか確認してみてください。

思い当たる節があれば、冷静に自己分析をして改善していきましょう。冷静に自分を見つめなおして気を付ければ改善できます。

 

起
ビジネスレベルが低い人の特徴

さっそく挙げますが以下となります。

ビジネスレベルが低い人の特徴
  1. メールを打つための電話
  2. 他力本願
  3. 肝心なところで他人の名前を出して逃げる
  4. 一方的な要求で交渉ができない
  5. 工数の掛かる連絡
  6. 危機感がない
  7. 物理的・理論的ではなく感情的
  8. 度が過ぎた依頼
  9. 聞かれないと言わない
  10. 単純な値切り

結構要素的には重なる部分があるのですが、仕事をしていると本当に色々な人がいますが、ビジネスレベルと言うか仕事に対する意識が低い人が多いですね。

 

承
ビジネスレベルが低い具体例

メールを打つための電話

メールでCCなど多くの人が目にする前に電話で事前しつこく確認するタイプが居ます。あれこれ電話で聞き出した上で聞いたことを丸ごと何事も見透かしたようにメールを送るアレです。そのメールの為に電話であれこれ聞きだされた側はたまったものではないです。メールする宛先に事前に電話をしてメールを送る二度手間というオチがある場合もあります。

他力本願

自分の仕事を他人に押し付けるのが仕事と思っているタイプです。最初から丸投げにするか、自分が少しでも苦手と感じ、少しでも苦戦するとすぐに人に渡したくなります。そのくせ最後はポーズを決めて自分がやった感を出す。自己解決力が養われません。

肝心なところで他人の名前を出す

散々連絡やり取りをしてきて都合が悪い事や、決断を迫られる肝心な場面で他人の名前を出して逃げる人が居ます。「○○の判断待ちです」「○○から連絡させます」特に社内の人間同士の連絡待ちということをわざわざ社外の人間に言う必要ないですね。そんなこと言う社内情報共有して返事すれば良い事です。

一方的な要求ばかり、交渉出来ない

あれが欲しい、これが欲しい、子供と同じで一方的に自分の要求をしても誰も相手にしてくれません。もし要求が通ったとしてもそれは一方的な要求に対して対応してくれた人の手柄です。買い手など立場をいい事に好きな相手を追い詰めるのが仕事と勘違いしている人がいますが、取引は常に公平でなければなりません。

工数の掛かる連絡

連絡自体に抽象度が酷いのと落ち度が多く、いちいち確認をし直さなければなりません。また、予備的な情報の確認や本来不要な依頼や過剰な依頼など、相手にとって余計な手間を掛けることは、本当に行わなければならない業務を滞らせます。

危機感がない

仕事が進んでいなくても全く気にしないタイプがいます。スケジュール感がないのか責任感がないのか、何事もマイペースで周囲をカリカリさせるタイプです。

物理的・理論的ではなく感情的

物理的もしくは理論的に説明しているにも関わらず、感情的に返してくる人が居ます。「間に合わないと困ります」「御社の今後の取引に響きます」「あの時言ったじゃないですか」と不毛なやり取りが始まります。物理的・理論的に間に合わないことは動かぬ事実ですが、どうしてもそこに感情で応戦する人が居ます。結局状況を悪化させるだけで、何も変わらず最悪の結果を招くタイプです。

度が過ぎた依頼

取引先という立場を越えて「え、そんな事までこっちに依頼するの」みたいな事を平気で言うタイプが居ます。自分の仕事を楽にするために立場の弱い取引先(売り手など)に一線を越えた依頼をするタイプ。

聞かれないと言わない・自分から発言しない

「あの件どうなった?」と言われないと言ってこないタイプ。言われて初めて動き出すタイプは超がつくほど仕事ができません。要注意です。しかもこのタイプは注意してもなかなか改善しないので注意。

工夫のない単純な値切り

安くする案や価格を抑える施策など協力もなしに、単純に商品やサービスを値切る。商品やサービスの提供者に対して恥ずべき行為。大体これをやりだすと長くは続かない。

 

転
ビジネスレベルが高い特徴とは

ビジネスをしていると上記は“あるある”ですよね。

要は自発的に責任を持って、相手のことを思いやって手間を最小限に配慮した連絡のやり取りをする人はビジネスレベルが高いです。

よくある買い手が売り手に向かって声を張り上げて怒鳴ってみせるような場面が昔ありましたが、愚の骨頂です。立場が上とか会社の看板があってできることで、個人としては対等であるはずなのです。

仕事というのは取引先にどれだけ無理をさせられるか押し問答することではありません。どちらかが搾取する・搾取されるのでは、単なる消耗戦で持続可能な取り組みとは言えません。無理を通すのが美徳と勘違いしている人がいますが、もしそんなことをしていたら、いつか必ずツケがまわってきます。

間違いやすいのは意識が高い・こだわりが強いようなキャラ設定であれこれ思いついたような事を言って周囲を振り回す人も居ますが、工数が掛かるだけで事態が進展しないので、「あの人が居ると仕事進まないな」と温度差が生じることが多いです。夢見がちな暴走や過剰な自己満足はビジネスを後退させます。

商品やサービスの価格を安く値切る行為はビジネスレベルとして最低の行為です。お客さんに喜んでもらう、価格競争に勝つ、シェアを獲得する、色んな綺麗ごとを並べても結局は工夫や協力をするわけでもなく、そのものを良くして付加価値や競争力をつけるようなアイディアがないということです。商品やサービスを提供する側に対して恥じるべき行為です。値切りなんて誰でもできて、自分の身を削らない卑怯な行為です。

成功者の特徴として必ず対価を支払うという共通点があります。値切り行為は対価を払わないということです。こういう行為をしている人や企業は必ず淘汰されます。

 

結
高い志と責任を持つことで会社が円滑になる

仕事をしていると時々出会う「え、あなたの仕事は何ですか?」と思える人。いちいち工数を掛けるような依頼をする人、自分で実務をやらない、主体性がなく他人任せ、話し合いができない、危機感がない、何でも後回し(その場凌ぎ)、気分で仕事、業務にムラがあるなど、自分可愛さを優先して会社および取引先や周囲のスタッフのことを考えないような業務をしていると必ず業務が円滑に行かなくなり悪循環になる。

悪循環に陥っている企業の特徴は、悪い原因がうっすらと分かっているのに解決をしようとしない、自分さえ良ければよい、自分の周囲さえ良ければ良い、波風立てずに居れば良いという事無かれの無関心さである。

環境は非常に大切です。レベルが高い場所に身を置けば最初はついていけなくてもそのうち当たり前にこなすことができます。逆にいつまでもレベルの低い所にいると足を引っ張られます。

業績の良いところには必ず、悪の元凶を取り締まり、確実に業務を円滑にするように動いている人員が居ます。身を粉にして自己犠牲をして会社に貢献している人間です。

業績が悪く、社内の業務や先方とのやり取りに問題がある状況を打破していくのは非常に大変です。その状況を打破するには11つ悪い部分を改善していくしかありません。

悪循環を好循環に直す際に必ずと言っていいほど衝突が起きます。今までのぬるま湯に浸かりたい、変化を嫌う人間との戦いです。既に浸かってしまっている既存の上司や同僚も協力してくれないと思います。

既存のスタッフには頼らず自分で改善していってください。とても険しい道のりかもしれません。既存の人が築いた悪しき伝統を壊してツケを払っていかなければならないかもしれません。

『ビジネス意識の低い人の特徴』というタイトルから脱線しましたが、ビジネス意識が低い人が集まると必ず悪循環になります。ビジネス意識を高く持つべきです。

こうした困難を打破することができれば、必ず周囲よりも頭一つ飛び出た存在になれるでしょう。肝心な事をしなかった・できなかった人を置き去りにする存在になりましょう。

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