みなさんは金が(ゴールド)がなぜ価値があるものなのか説明ができますか。「金(ゴールド)は価値のあるものだ」と認識されていますが、そもそもどうして人々がそう思い込んでいるのか不思議ではないですか。

疑問として、そもそも金(ゴールド)って本当に価値があるものなのでしょうかね。

有事の金(ゴールド)ということで、コロナショックの後も金(市場記号:XAU)が過去最高値をつけるなどしています。

僕からしたら確かに金ピカはテンションが上りますが、価値があるという先入観があるから欲しいわけで、そもそもゴールドにどうして価値を見い出したことに関して疑問を感じます。

ということでお金のお勉強ということで金(ゴールド)に関して深堀りしていきます。

 

起
大昔に金に価値を見出した決め手は何だろう

お金(通貨)の起源は諸説ありますが、綺麗な貝殻や石ころをお米などの食べ物と交換したのが始まりと言われます。

持ち運べる貝殻や石ころの方が、物物交換の際に大きくて重い荷物同士を交換し合わなくて済むわけですね。

この綺麗なものでいうとやはり金(ゴールド)が台頭するわけです。金はまさに心躍るきらびやかさもあるのですが、“価値のあるもの”としての機能に優れていたのですよね。

元々は金(ゴールド)というのはお金(通貨・紙幣・硬貨)の価値を裏付けるものとなっていた歴史があります。

金(ゴールド)が価値のあるものとして優れた機能
  • 見た目が豪華・きらびやか
  • 希少性が高い
  • 元素的に劣化しにくい

ゴールドって見た目がなんとなく惹きつけられますよね。何なのでしょう。本能的なものなのですかね。

需要と供給のバランスでいうと、供給不足のものが価値があるもの、価値が上がりやすいものです。綺麗な石ころなんて探せばあるわけで、しかも物物交換した際に価値を認めていた石ころはどれだったか識別が難しいですよね。

ブランドの限定品が高騰するのは供給が追いついていないからです。欲しい人がたくさんいるけど、品物の数が少ないので、手に入れることができる人が少ないから高くても買う人が居るわけで、それが価格に反映されて価格が高騰するわけです。

金(ゴールド)は金属の中でも元素的にイオン化・化学反応が少ない為、劣化や変化が起こりにくいです。そのため長期に保存できて価値も維持できるわけですね。貝殻だと壊れたり劣化するわけです。

金(ゴールド)は理にかなった価値のあるものだったのです。

 

承
金(ゴールド)のお金(通貨)の価値を裏付ける役割は終わっている

元々は金(ゴールド)の価値を裏付けたものとして通貨は引換券として機能していました。それを金本位制と言います。

それがいつの日から引換券である通貨自体に信用が定着して、金(ゴールド)の実物をみたことがない人も通貨の価値を何の疑いもなく信じるようになっていきます。

そうなってくると本来引き換えるべき金(ゴールド)の在庫とは関係なしに、国や銀行の判断で紙幣を刷れるようになっていきます。

金(ゴールド)は簡単に見つかりませんが、紙幣なんて日本の千円札も1万円札も製造原価は約17円と言われています。たった17円で安いコストで製造できてしまうものが千円(約50倍)や1万円(500倍)に化けているわけです。そしてその安く作れるペラ紙を千円や1万円と同等として扱っているのが今のお金(通貨・紙幣・硬貨)の正体です。

ということで、現在は金(ゴールド)自体がお金(通貨・紙幣・硬貨)の価値を裏付ける役割ではなくなっています。お金の価値を裏付けるのはそのお金を発行している国の国力・政治・経済力・信用となっています。

ということは金(ゴールド)の役割はなくなったので、お役目御免じゃないの?って話ですよね。元々金も希少とは言え、採掘して取るものです。要は埋まっているもので、元々価値なんか無いんじゃないのって話です。

現在、各国の法定通貨の方が金(ゴールド)の価値を示しています。なぜか人々はいま現在も金を求め続けています。

その理由として法定通貨は国や銀行がその気になればいくらでも刷ることができますが、金(ゴールド)はそういうわけにはいきません。

インフレによって法定通貨の価値(信用)が暴落するリスクがありますが、ゴールドはインフレした時は高価でデフレのときは安価になります。価値の保存の役割として金(ゴールド)は機能しています。

 

金(ゴールド)の役割の変化まとめ

お金の役割そのものお金の価値を裏付けるもの価値(資産)を保存するもの

 

転
オカルト的な目線

話が脱線しますが、金(ゴールド)の価値がある理由として、オカルトな説があので紹介します。半分冗談くらいに受け止めてください。

最古の文明シュメールで崇められた神々アヌンナキ(天から降りてきた者)が地球人に金の採掘をさせていたというのです。

アヌンナキは神と伝えられていますが、天から降りてきた者と言われると別の存在も思い浮かびますよね。そう、宇宙人です。

猿(猿人)が進化して人類(ホモサピエンス)なったという進化論がありますが、DNAを調べた所、99%が同じと言われるものの、DNAから猿から人間にはなりえないという説があります。

確かに猿から人間に進化したのであれば、現在進行中で猿から人間になっていく個体や、猿以外から進化する人類以外の知的生命体が発見されるはずです。そして人類がどのタイミングで知能を得たかは謎になっています。

シュメール文明というのはメソポタミア文明より前の文明です。その頃に人類はアヌンナキにイジられたと言われています。この時に知能を与えられたのかもしれません。

アヌンナキが地球人になぜ金を採掘をさせていたのか、何に使うつもりだったのでしょう。金は宇宙から見ても貴重であり機能的に優れたものなのかもしれません。

古くから金の採掘をしていた人類は、いま現在も金を求める本能が備わっているのかもしれません。オカルトの様で意外に筋が通っています。金の需要が高まり価値があるものということが腑に落ちます。

 

結
歴史的にもオカルト的にも金(ゴールド)はどうやら価値がある

金(ゴールド)はシュメール文明の時代や日本では小判などで人々を魅了してきました。今では国がお金(通貨)の信用を裏付けていますが、それ以前のルーツはやはり金(ゴールド)が信用を裏付けていました。

そして現在は価値の保存先として金(ゴールド)は絶対的な信頼があります。歴史的な背景の他にも長期間劣化せずに原子的にも強いということがわかっています。歴史的にも科学的にも価値の保存に適した物質であることがわかります。

優雅に輝く見た目をしているので、豪華さや豊かさの象徴なのですね。

そして脱線してオカルトに入っちゃいますが、神や宇宙人も欲しがる価値が金(ゴールド)にはあるのかもしれません。

金(ゴールド)がどうしてこんなにも価値があるのか。それは人類が細胞レベルで求めてしまうせいなのではないでしょうか。信じるか信じないかはあなた次第です。

このシメの仕方だと全部オカルトっぽくなってしまいますので、繰り返すと、金(ゴールド)は物質的に劣化しにくく、地球上に存在する絶対量が限られて希少性があり、価値の保存先として金(ゴールド)は適しており、長い歴史的にも人類は貴重なものとして扱ってきたことは確かな事実です。

「金(ゴールド)は価値がある」という認識が遥か昔の祖先から時代を超えて共有しているというのもロマンがありますね。このロマンこそが金の本当の価値なのかもしれません。それでは|彡サッ。

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