誰しも【言ってもムダな人】に出会ったことがありますよね。
なぜその人はあなたの意見を聞いても言うことを聞かない理由とそういう人に対して自分はどのようにすれば良いのか述べていきます。
言ってもムダな人は確かに存在する
言ってもムダな人がどうしてあなたの言ったことを聞かないのか、行動をあらためないのか考えてみましょう。言うことを聞かない理由は大きく分けて以下になります。
- 言われていることが理解できない
- 面倒くさい
- 実行する能力がない
- 認めていない人からの意見は受け付けない
- 他人に指図されるのが嫌い
まともな大人であれば、大半を占める理由は【認めていない人からの意見は受け付けない】もしくは【他人に指図されずに自分の意思を優先」ということでしょう。
【認めていない人からの意見は受け付けない】に関しては例えばの話ですが、自分よりも収入や資産が少ない人から「金の稼ぎ方教えてあげようか?」なんてドヤ顔で言われても聞きませんよね。もう、完全に下に見て話を聞いても全然参考にしませんよね。
あとは【他人に指図されずに自分の意思を優先】のタイプもいます。誰が何を言おうと自分で決めるというタイプです。正しい判断ができれば良いのですが、他からの情報を取り入れる柔軟性を欠いて思考停止してしまう可能性のあるタイプです。
解決方法:言ってもムダな相手に使う時間を損切りする
いくら言っても改善しない相手に対して更にイライラしてしまいますよね。言うことを聞かない相手は放っておきましょう。相手に改善すべき問題があり、あなたがそれを指摘したとします。それで相手が言うことを聞かなかったら、改善すべき問題に加えて、いう事を聞かなかったことに関してもストレスを抱えるようになります。
それなら問題がある部分だけストレスを抱えた方がマシですよね。イライラの損切りです。本当に改善すべき問題を相手が改善しないのであれば、当事者のその相手が信頼を失うのですから。
やるべきことをやっている人と、やるべきことをやらない人・やってはいけない事をやっている人では、人々の信頼は雲泥の差です。
別にあなたが他人を正す必要性なんてないんです。仕事でもできない人にはチャンスが回ってきません。言うことを聞かない人が信頼を失い続け、損をし続けるだけです。
あなたがやるべき事は、自分の価値を高めることです。そうすれば認められた人として意見が通りやすくなります。
他人のことをどうこういう前に自分が言えるような結果や能力、立場を手にしてから言いましょう。しかしどれだけ地位や名声を手に入れても誰にも屈しない人はいますので、それは割り切りましょう。
言って他人を変えるなんて不確実かつ非効率なことです。結局他人は他人で生まれ育った環境や価値観、性格が違うのですから、他人をコントロールするよりも自分をコントロールすることを考えた方が確実性は高いです。
それでも相手を変えたい場合
言っても改善しない・意味がない人いうのは、言われた時に危機感を感じていない人です。「そんなの良いじゃんか。まぁ言われたからやっておくか」というその場さえやっておけば良いかという調子です。そういう人は何度も同じこと繰り返すので言う方も呆れて言わなくなります。(=信頼を失う)
言われた時に「ああー!しまった。今度から気を付けよう。」という後悔の気持ちと今後どうしていくか改善策を考えられる人は変われる人です。
とはいえ、そんなに素直な人ではなく、【言ってもムダな人】に対しては、言って注意するのではなく、相手に悟らせることが必要です。言ってもムダなのですから。
よし、相手に悟らせれば良いのかと、よく勘違いしてとる行動が【嫌味な言い方】・【当てつけな態度】・【回りくどい言い方】で相手に悟らせようとすることです。絶対にやめましょう。本人は上手く相手に悟らせているつもりかもしれませんが、超下手です。余計に相手の心を閉じさせる行為です。
よく『背中で語る』とか『行動で示す』と言いますが、それをやるべきです。相手が心から「ああ、こうした方が良いのか」と思わない限り根本を変えられません。相手に注意するよりも相手と同じ場面で自分が正しい行動を示す。それで成果(メリット)を得られることを示せば、行動を改めようと自分で改善するはずです。これでも行動を改めないのは本当に救いようがないので、相手にしなくてOKです。
結局は自分が正しい行動を行うということに行き着くのですよね。自分が高みを目指して正しい行動をしていれば、周りは認めてくれますし、意識の高い人は一緒に高みを目指します。意識の低い人間は改善もなく思考停止で改善努力している人と差が広がるばかりです。
他人を変えたければ自分を変えるべし!
言ってもムダな人は確かに存在します。そしてその理由も様々であり、正直自分がどうこうできる範囲のことではないのです。
言ってもムダな相手と関わるだけ損をするのは自分なので、どこかで見切りをつけて損害を最小限にすべきです。他人のことをどうこう考える事、指摘することは時間のムダです。
他人の考え方や行動を変えるなんて結局相手次第で不確実なものです。そんなことに時間を使うよりも自分がリラックスできる時間や読書などの学びの時間など確実に自分のためになるような時間の使い方をするべきです。
自己研鑽をし続ければ個人としてのスキルが上がります。周囲には意識の高い人たちが集まってきます。言っても無駄な人とは関わらず、自分が尊敬と信頼のできる人を周囲に置いて心地よく日々を過ごしましょう。社会人だからとかオトナだからとか関係ありません。
派閥や口を利かないという低レベルなことはしなくて良いです。誰かを敵に回す必要もないわけですから。言ってもムダな人には最小限の愛想をしておく程度です。逆に言えばそれだけしかしなくて良いのです。
自分の能力を上げていき、周囲に能力や話の分かると高め合っていけば、それまでに話をしても無駄だった人も態度が変わって理解を示すようになり、いつまで言ってもムダな人は置き去りになっていきます。
自分が正しい行動をして、結果が出るまで継続をしていけば、周囲の人がまともであれば、正しく評価されることでしょう。他人を変える前に自分が相手を変えられるような人間に変わるべきなのです。