突然ですが、日本人の若きビジネスマンの皆さん、今すぐ海外で仕事しましょう。本当に突然何を言い出すのかと言われると思いますが、僕が海外勤務で得られた経験をもとに紹介していきます。
僕も日本が大好きで、両親や兄弟、親戚、友人も日本にいます。日本という治安の良さ、清潔さ、利便性も知っていますが、それでも僕が今なら海外へ出るメリットの方が高いと思うので今回語っていきたいと思います。
何もなかった僕が海外勤務で感じた優位性
僕は社会人2年目で海外勤務となりました。タイ王国です。その地で感じた優位性に関して述べていきます。
- 居るだけで・息しているだけで特別な存在
- 若い日本人ということだけでチヤホヤされる
- 実績も経験もないのにいきなり会社を回す側に立つ
- 現地スタッフに支えてもらえる
- 経験も視野もとんでもなく広がる
僕は全然特徴のない・根暗・コミュ障な人間でした。正直日本に居るときは存在感もなくてその他大勢に埋もれていたと思います。そんな僕でも海外で息しているだけで特別な存在になっていたのです。
社会人たちは、仕事の成果以外に、キャラ作り、上司に媚びたり、飲み会参加したり、イベント開催したり、盛り上げ役になったりして個性を出したり、存在感を出すことを一生懸命だと思います。そんな中僕はどちらかというと冷ややかな感じでした。
現地会社の先輩の方々の賜物であり、僕は現地会社のローカルスタッフたちからも歓迎されましたし、日本人ということだけで「さん」付けで名前を呼んで現地の敬語など立ててくれました。年下の何の経験もない当時の僕なんかに。
勘違いしてはいけないのは先輩の方々の教えの賜物であり、現地スタッフの広い心のお陰なので、僕自身が偉くなったわけではないことです。
勘違いしないように意識していましたが、どうしても無意識に偉くなったような錯覚に陥りそうなるので、それはそれで僕なりに葛藤がありました。
「立場が人を作る」という言葉がありますが、持ち上げられた以上、それに見合った人間になろうと努力した部分もありますし、日本では会社の一部として歯車だった自分が海外現地では会社を動かす人間の一員になったことはとてつもない経験でした。
これから海外へ挑戦する日本人が増加する
僕はこれから日本の若い世代もしくはお金を持った富裕層が海外へ出る大きな波が来ると予測しています。その要因が下記です。
- 日本の超高齢社会(高齢者のための政治・経済・娯楽へ)
- 経済成長の低迷
- 生活コスト・税
- 既得権益
- テクノロジーに対しての過度な規制
- 学校教育のマネーリテラシーの低さ
僕は日本に生まれたことは本当に良かったと考えています。でも今後日本にずっと居なくてはいけないというのはちょっと躊躇します。
日本という国は世界的に見てもトップに入る豊かな国です。しかしこれから伸びていく国かと言われればそうではないです。日本の成長の恩恵を受けたのは今は現役を引退しはじめている団塊世代の方々です。
マス向けのコンテンツは全て高齢者(既得権益者)のためのものになります。多数派に向けた方がマーケットが大きいので日本国内へのマーケティングとしては自然な流れなので否定はできません。
多数派でお金のある高齢者を少数派でお金のない若年層が支える税制・娯楽・政治・メディア。これでは国としての成長はどうしても難しいと思うのですよね。日本は好きなのですが、日本に限らず高齢化している世界中の国は同じことが言えます。
こんな事を書くと卑しいかもしれませんが、これからの日本人は日本という豊かな国に生まれた土台を利用して、今後伸びそうな海外へ出て、そこで成長・飛躍することが、人として、資産形成としていくことがスタンダードになっていくと考えます。
それはムーブメントを起こしますが、そのムーブメントに参加するのも可能性を広げる選択ですが、もっと伸び代があるのは、既に海外勢として参入しておき大きな波が来るのを待つことです。
波が起きてから乗ろうとするとその恩恵をフルには受けられません。既に波に乗れる位置で待っていればフルで恩恵を受けることができます。
例えばですが、新しい海外法人を立ち上げる会社の募集、コンサルタントあど現地経験が豊富であれば可能性が広がるわけです。
日本という島国で日本語という言語を使ってきた日本人は海外進出の波が起きてもしばらくは海外で日本人の需要は必ずあります。
海外に出ると現地の発展とパワーを感じる
僕が初めて海外に行ったのは香港・マカオでした。随分昔のことですが、既に日本に迫るどころか追い越しているような文化を目の当たりにしました。
所狭しと高層ビルを建設し、綺羅びやか、中国人のみならず世界中の外国人が集まるそんな光景でした。日本とは違いスリルのある部分もありましたが、経済が発展していることを否応なく肌で感じました。
日本が世界のトップと思っていた田舎者の僕なんかにとっては衝撃が大きすぎました。
初めての海外なので最初はビクビクしていたのですが、ある程度土地勘がついたら気がついたら一人で地下鉄やバスに乗って色々お店や観光地を巡っていたのですよね。人間は意外と環境に順応してしまうということも学びました。
幸いなことにイタリアやアメリカなど行かせてもらう機会もありましたが、整備されて綺麗ではあるものの完成された感じでした。
タイのバンコクやアラブ首長国連邦のドバイもパワーがあります。所々に高層ビルがあり、更にまた建設している光景を見て、香港で感じた発展途上感と共にこれから発展していくというエネルギーを感じました。
人間は環境に順応するということは、案外日本人でも海外で生活していけそうですし、これから発展するエネルギッシュな国にいれば自分もグングン伸びていける可能性を感じました。
海外でハメを外す日本人にはならないで!
脱線しますが、残念なことに海外でハメを外す日本人もいます。世間知らずの日本人がちょっと海外に慣れてきたから、もしくは海外だからと張り切った結果、やらかして現地の人々からヒンシュクをかうことは少なからずあります。
日本人はマナーやリテラシーに優れていると世界的に評価されていますが、上がっているハードルの分だけ、おかしなことをすると国内外で叩かれます。
海外に出た日本人は現地の人に生かされていると思ったほうが良いです。島国の平和ボケした日本人なんて海外の現地の人々からしたらチョロいです。彼らは陸続きで入ってくる外国人とも日々対峙しているのですから。平等なんてものはなく、警察すらも現地民の味方をして外国人に不利な状況になることはあることです。
海外在住日本人が秘めている可能性は凄い
既に日本で何もしなくても優雅に過ごせる人々は日本にいても良いでしょう。それでも贈与税やインフレなどで資産が完全に安全とは言えなくもないと思います。
平凡な人生、生きるために一生仕事したくないと思う人は、宝くじなんか買わないで、海外に出た方が期待値は大きいのではないかと思います。少なくとも名もなきその他大勢からは抜け出すことができます。
日本人として恵まれた国に生まれ、海外へ出てもある程度の暮らしはできます。海外で勘違いせずに日本人らしく礼儀正しく慎ましく生活をしていれば今後大きな波がきて恩恵を得られるかもしれません。
海外に滞在するのも就労許可やビザなどが必要となるのでハードルはありますが、このハードルすらもむしろ先行者有利に作用していると思います。日本人が大勢海外へ進出するようになると受け入れの国も基準や条件を厳しくするからです。実際中国やタイなどは新規で就労許可を取ろうとすると厳しくなってきていますよね。
ということで今すぐ海外へ出ましょう、という冒頭の言葉となりました。煽りではなく結構マジメな熱弁です。
日本に家族もいるし、マイホームもあるし、てか日本がめちゃくちゃ好き、今住んでいる所がめっちゃ好きという人もいるかと思います。別のベクトルで幸福を感じているのであれば、素敵なことだと思います。僕も日本好きです。めっちゃ帰りたい。日本にいても全然チャンスは転がっていると思いますし。
ただ何もなかった僕でも海外に出たことで感じたメリットは大きかったので、ぜひ一つの意見として参考にしてもらえたらと思います。それでは次回もコスパミーで人生ぶち抜いてください。