日本の悪しき特徴として「出る杭を打つ」という面があると思います。ちょっと目立ったり優れた人を邪魔する風習です。これって本当に生産的ではないですよね。

「出る杭は打たれる」は古いです。まるで目立つと損なイメージですが、現代は目立つことが発信力となり影響力となっている面もあります。出る杭と一緒に出た方が何倍も何十倍も何百倍も何万倍も爆益を出すことができます。

起
出る杭は打つな!むしろ一緒に出てしまえ!

日本の人々がやりがちなのは出る杭を打つことです。そんな大多数と同じことやっていても結局自分もその他大勢の一員でしかないので、大成することができません。

それよりも応援することで出る杭に出てもらって、ついでに自分もおこぼれの恩恵をもらった方が断然伸び代がありますよね。

何にでも言えることですが、投資にしても大勢から投資対象となる初期に投資していた方がリターンは大きいです。仮想通貨で言えば草コインと呼ばれる超マイナーコインが爆益を生んでいます。エンジェル投資と呼ばれる創業間もない企業への投資も同様です。

ビジネス界隈でも言われるのは、旗揚げ・立ち上げ、創業メンバーになることのメリットですね。規模が大きくなってからではその会社に入るのも難しい上に、全容を把握するのは難しいですが、最初から居るメンバーからすれば、徐々に規模が拡大していくので全容が把握できます。それだけで重要なポストにつけるわけですね。

同様に出る杭となる人を応援するだけで、後に大物になる人物の信頼できるパートナーとなることができるでしょう。出る杭は打たれますが、出過ぎた杭は打たれることはありません。そのままブチ抜くことができます。

出る杭を打つのではなく、意欲のある人間に伸びてもらうことで、自分にとってもチャンスだと考えられる人が増えていくべきです。

出る杭を打たないリットを明確化するために生々しく損得で考えていますが、損得抜きにしても誰にでもフラットに挑戦する人を応援できる人は素晴らしいと思うのです。

承
辛いときに支えることで得る信頼

出る杭を打つのはその時点での有力者や多数派かもしれませんが、そちらに加担するのは誰でもできることです。しかしそんな長いものに巻かれることばかりやっていてはノーリスクですがノーリターンです。

出る杭として打たれる時、味方がいない時、そうした時に助けてくれた人、支えてくれた人こそ信頼できる人です。あなたが勇気を出して手を差し伸べることができれば、大きな信頼を手に入れることができます。

信頼されると大成功した相手からパートナーとして声がかかる可能性が高まります。なんだかんだ人ですからね。仕事の能力もありますが、信頼ができるかどうか、相談できるかどうかも重要です。その時の苦労話ができるだけで特別な存在になることができます。

もちろん闇雲に逆を行く、天の邪鬼、少数派になれと言っているのではありません。余計な利害関係を排除して冷静に分析をした上で、将来化ける可能性のある出る杭に対して協力するべきと考えます。

なんとなく自分の肌感覚であるじゃないですが、「この人何かやりそうだな」とか「この人集中すると凄いバワー出すな」とか。結構自分の培ってきた人生での嗅覚で良いと思います。

人を見る目、直感、運次第かもしれませんが、それは自分で決断するべきです。同調圧力や周りの目を気にして自分の意見を曲げるのはやめましょう。

転
出る杭を打つのは損でしかない

出る杭を打とうとする人は他人との比較や執着によって幸せから遠ざかります。他人の邪魔をするくらいであれば、自分のやるべきことに没頭したほうが生産的であるからです。

まして本来有望である人の行動を妨害するのは日本経済の規模でみても悪影響です。出る杭を打つのはそうした人への妬みや自分の立場が危なくならないように保身のためです。

使うエネルギーを間違えていますね。自分の立場が危ないのであれば、素直に負けを認めるか認められない場合は邪魔をするのではなく、自分の能力を上げていくしかありません。

どれだけ出る杭を打ち続けてもいつか必ず限界が来ます。それまで打ってきた杭からの逆襲のリスクが高まります。

杭が出過ぎた時、つまり挑戦者が成功して確固たる地位を築いたときに、一度でも杭を打ってしまった人の立場はどうでしょうか。うまく手のひら返しできるでしょうか。うまく手のひら返しができたとしても受け入れられるとは思えません。

出る杭を打つというのは損でしかないのです。最低限杭打ちに参加しないようにしましょう。

結
出る杭を打つのは愚者・出る杭は勇者・出る杭を支えるのは賢者

結論はこの見出しの言葉に尽きると思います。

出る釘を打つのは愚者です。タレントやインフルエンサーへのアンチ行為を見ても明らかですが、他人を否定することに時間を使っている間は、恨み・嫉妬・執着とネガティブな感情しかありません。自分が立ち止まっている間に出る杭たちに置いていかれるタイプです。ネガティブな発言・批判・邪魔は行っている自分が一番影響を受けます。負のサイクルに陥るリスクしかありませんので、自分や他人の挑戦をチャンスや応援とする思考に転換すべきです。

出る杭は勇者です。批判を受ける可能性があっても矢面に立っていく、その他大勢から頭をひとつ出して叩かれるわけですから。挑戦する人を心無い言葉が襲うこともあるでしょう。しかし『本当にこの男なら成し遂げてしまうかもしれない』という先を越されたくない恐怖心から批判や邪魔をする人も居ます。そういう人が出てきたら余計にチャンスです。むしろ実現の可能性は高まっていると考えた方が良いでしょう。結果が出るまで勇気を出して突き進むべきです。

出る杭を支えるのは賢者です。表立っては勇者に任せてパートナーとして参謀として欠かせない存在になれるでしょう。世の中の経営者の影にはその時に優秀なパートナーがいることが多いです。そのパートナーは下積み時代をともにして、大成功の後にそれぞれの道に進んでいるだけで、実は大きなリターンを得ていることがあります。出る杭を勇者と見抜く・出る杭を打つ者から守る・出る杭の能力を伸ばす、そうした知力が役割があります。

一つ言えることは、出る杭を打つ側にいても大きな好転はないということです。出る杭になるか、出る杭から信頼される者になる、というのが大きな好転を見込めます。

他人に注目されるには、他人とは違う個性・優位性・魅力・行動が必要です。その過程で批判してチャンスを潰すのか、応援して自分のチャンスにもしていくのか、感情を抜きにして考えれば、どちらが良いのか言うまでもありません。

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