何気に社会人になって9年くらい経過したので、社会や一般的な会社のことについて見えてきたことがあるので、記録として残そうと思います。
この記録を見ることで、これから社会人となる未来ある若者たちに、今後どのようなことが起こるのか、どのような事に悩む可能性があるのか事前に知ることができる部分があるでしょう。
私自身10年前の自分に向けるつもりで書いています。時代が違うので参考になる部分とならない部分があるかもしれませんが、魂込めてライティングしますので最後まで読んでみてください。
世代が異なる人との異文化ぶりに驚愕する
高校や大学まではずっと同級生の繋がりが中心で、部活をしていてもせいぜい1, 2年先輩か後輩くらいの人との付き合いです。
就職をして社会に出てみると、自分の価値観ではありえないような人々が大勢ウヨウヨしています。#言い方!!
世代が違えば、育ってきた時代背景が異なります。話題も全然違いますし、趣味も違います。そしてそれらの環境から構成される常識などが人格にも影響しています。
例えばですが、スーパーカーの話が好きな人、「酒・女・博打・タバコをやってこそ男だ」という価値観の人、飲み会大好きな人、「昔は教師や親に殴られて・・・」みたいな話をする人など正直私からすると全然話が合いませんでした。
「今の若い奴は賢いかもしれないが、打たれ弱い。根性がない。」という勝手な固定概念を持っていたりします。要は若いだけで絡まれるパターンです。若手ってきついですよね、年上の人は「目上だぞ」と言わんばかりに自分のことは棚に上げて若者の批判は饒舌です。
しかしながら社会人の先輩の中にも、時代の流れや若い世代に理解を示す人が居ます。その人は信頼しても良いです。
信頼できないのは、こちらの話を聞こうとしない人、自分の話ばかりする人、無理やりこちらに話をさせようとする人ですね。
#無理やり話をさせる人は、大概揚げ足取りやスベらせようとしてくる
自分を変えることはできますが、他人を変える事はできません。自分のことを操作しようとしてくる人からは距離をとった方が良いです。そして自分と価値観が合わない人には近づかないようにしましょう。
私から言えることは、自分の価値観が合わない人だらけの環境は消耗するだけなので、積極的に環境を変えるべきです。迷う必要はありません。お金よりも自分の人格・精神・健康が最優先です。
いい人だと搾取される
口上手や調子のいい人が羨ましいと思いますね。天性の陽キャはやはり社会では強いと感じました。
私自身はコミュ障で口下手なので非常に苦労しました。仕事を押し付けられやすく、断る事も出来なかったからです。そうすると目をつけられて更に被害が増えるのですよね。
あまり言い返さない人だと思われると損しかないです。表裏のある人間の餌食にもなりやすいです。理解不能に嫌味を言われることもあります。
言いやすい人にしか言わない人って居ますよね。こういう人に限って自分の弱さを棚に上げて、言いやすい相手に対しては強気な発言や平気で傷つけるような発言をします。 言いやすい人にしか言わない人の特徴やそういう人の分析、対処方法 …
理不尽な目に遭ったときに、思考停止になりがちになります。しかし萎縮してやられっぱなしではなく、毅然と言い返すくらい常に気を張っていなければ社会は渡り歩けません。
釘を刺しておかなければ、今後不快な思いをすることが増えます。
私は社会に対して幻想を持っていました。会社の同僚で困っている人が居れば、助けるなど当たり前だと思っていました。しかしその幻想は崩れました。
仕事がデキる人には余計に仕事が集まってハードワークに、仕事がデキない人や仕事を他人に押し付ける人も平気でのさばっているのです。
何でも引き受ける人には、仕事ができない人やサボっている人が群がって、仕事を頼むようになります。正直者や真面目な人が馬鹿を見るという一面もこの世の中確かにあるのです。
よほど素晴らしい経営者が社風良く、社員教育や評価もしっかりしていて実状を把握して理不尽が起こらないような会社でないと、いい人ほど苦労します。
本当はいい人同士が集まって、協力し高め合っていくのが理想ですが、実はそんな意識の高い環境は多くはありません。
必ず理不尽な目に遭った場合は、萎縮や我慢する必要はありません。理不尽や矛盾点をそれとなく指摘しましょう。
私は社会人になって性格がめちゃくちゃ悪くなった(笑)
私自身社会人になって、人相も正確も悪くなったと自覚しています。思い返してみるとマズかったなと思うことが多々ありました。
- 言われたことを何でもハイハイ聞いていた
- 何で俺に?みたいなこともやっていた
- 理不尽なことを言われても我慢していた
- 口下手
- コミュ障
- 他人の顔色を気にし過ぎた
- 自分のことよりも他人を優先していた
ふと気づいたのですが、会社の雑用なども何故か私が多くやっていたのですよね。後輩がいるにも関わらず。その後輩は能力が低いこともありますが、私に比べて雑用を頼まれない。
決定的だったのが、後輩と私が居る状況で上司が雑用を私に言ってきたことです。
あれ、何かがおかしいと思ったのです。今までは年下だからと納得して雑用をしていたりしましたが、後輩がいても私への雑用が増え続けたのですよね。
後輩は超反応の悪く仕事もできず、私は何でもハイハイ聞いて自分のことよりも他人の頼み事を先にやるので、私に押し付けた方が楽ですよね。
仕事を回す為にと思って協力してきましたし、周囲からも「協力して」みたいなこと言われましたが、私が助けを求めても誰も協力がなかったのです。
会社に居ると姑息な者が必ず居ます。またそういう姑息な人が中心の組織では悲劇が怒ります。“貧乏くじを引かせる大会”です。すみません、勝手な私の造語です。 ライアーゲームばりに参加者を陥れる、同僚に貧乏くじを引かせようとする …
「協力」とは名ばかりに自分が都合良い時だけ、頼んできて自分が頼まれそうになったら逃げる。協力と言いつつ、平等に時間や労力を分散するのではなく、頼みやすい相手に頼んでいるだけ。
我に返ったと同時に急激に「なんで俺ばかりに?」という気持ちが膨れ上がりました。自分が良かれと思ってやっていたことですが、結局は他人が都合よく私のことをコキ使っていただけなのですよね。
そこから怒涛の自己防衛を行いました。明らかな押しつけに関しては自分で行うように伝え、やむを得ず他人が押し付けてきた仕事は後回しにして自分の仕事を優先しました。
自分の時間の確保や精神的な消耗から逃れるために、他人の頼みごとを避けるようになりました。そんな自分に自己嫌悪しつつ、今置かれている環境ではそうしていかないと消耗する一方だと悟ったのです。冷静に自己分析しましょう。
消耗しないために自己防衛するか逃げるか
これから社会人になるあなたに伝えたいことは、社会に出てどうすれば消耗せずに済むかということを考えて欲しいです。
精神的・肉体的に負担が掛かると結局は長続きしません。全然価値観の違う人たちと良好な人間関係を築いたとしても、内心無理をしていて結局辞職する人も居ます。
無理をして人間関係を築いて結局辞職する可能性もありますし、無理せず人間関係のしがらみから距離を置いて負担なく過ごせば辞職するほど悩むことはないかもしれません。
あくまで自分に芯を持ち、毅然接して自分に正直になりましょう。ある程度の協調性は社会人として持ちつつも、自分の負担に感じるレベルまでのことはする必要がありません。
まとめますが社会人になったら気を付けるのは以下です。
- 育ってきた時代背景や価値観が違う人の中で、自分のことに理解を示す人を探しましょう。価値観を押し付ける人や、自分の話を聞かない人とは距離を置いてOKです。
- いい人では消耗します。いくら自分がデキる人でも他人がやるべき事は他人がやるべきです。つけ入れられないように注意しましょう。
- 俯瞰して冷静に自分の置かれている状況を分析しましょう。理不尽や不平等があれば正論で自己防衛しましょう。
私は消耗しないために自己防衛をしていますが、自己防衛していても押しつけを常習化している人は諦めずに押しつけを仕掛けてきます。
本当はそういう人間を寄せ付けない意味でも防衛する事が重要ですが、立場上関わらなければいけない場合も多々ありますし、相手もその立場を利用して仕掛けてくる部分もあります。
まずは防衛をして、それでも利害関係上どうしても関わらなければならない、そしてどうしても我慢できない場合は、その環境を変えることも選択のひとつです。逃げてしまって大丈夫です。自分だけ我慢する必要はありません。
周囲はあなたを辛抱が足りなかったと悪者にするかもしれません。しかし、そのような状況や環境、理解が足りなかったという点はお互い様です。
最後になりますが、とてもネガティブな記事になりましたが、これから社会人になるあなたへ希望ばかり言っても現実味がないと思っています。学生時代に比べて社会人になったら嫌なことが大半で嬉しい事がほんの少しというのが事実なのですから。
社会に出ることへの期待値を下げるだけ下げた記事となりましたが、期待値が下がった分あとは上がるだけなので、これから社会の良い部分をたくさん味わえるように日々を過ごしてください。嫌な事があってもそれを上回る良い事があなたの人生には待っています。